TBSドラマ「パパと娘の7日間」がこの夏熱いと噂で持ちきりですね。
娘役の
新垣結衣は「マイボス☆マイ☆ヒーロー」での正統派ヒロイン役、軽快なステップで印象を残すポッキーなどのCMなどで人気に火がつき、同じ正統派女優の
長澤まさみに追いつけ追い越せの勢いのある、今最も旬な女優と言えるでしょう。
その透明感と、独特のオーラを買われて、今回の抜擢でしょうか。
また、二枚目俳優で、渋い演技で定評のある、あの館ひろしがコメディーに挑戦。
それと何と言っても面白いのは、父娘の人格が入れ替わるという設定。
しかし、この人格交換は実際に起こりうるのでしょうか…[
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ストーリーが分からないというあなたのために、念のため おさらいしておきましょう。
イマドキの女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。
大地震をきっかけに、2人の人格が入れ替わってしまった!
ハートウォーミングな家族愛を描いた、笑いと涙のノンストップ・エンターテインメント長編。
入れ替わりモノに関しては決して目新しい設定でもなくて、過去に映画の「転校生」や、平安時代の後期には「とりかへばや物語」という、姉と弟が入れ替わってしまう物語もあるのです。
この作品は、
男性と女性が入れ替わるという、非現実的な設定でもある反面、人間関係の描写は、現実的かつ重層的で、「パパと娘の7日間」でのお互いの立場や内面を理解していくという過程にも通じるものがあります。
さて、今回は「医学的」的な角度から「パパとムスメの7日間」を掘り下げてみましょう。
諏訪東京理科大の篠原教授(脳システム論)の見解
「脳機能障害などで記憶喪失になり、自分の過去を忘れてしまう。
それで、記憶に残っている他人の過去を自分のものと思い込み、他人になりきるケースがある。
ただ、全く入れ替わった例はありません」(引用元:ゲンダイ)
映画では2002年に「過去のない男」という記憶をなくした男の苦悩と淡い恋を描いたものがありますが、やはり別人との人格交換はないのです。
解離性同一障害や、ダニエル・キイス著作で有名になった「24人のビリーミリガン」も多重人格障害です。
しかしこれも、同一の体に多数の人格が表れる病気です。
と、すると「入れ替わり」はやはり奇想天外なSFめいたものでしょうか?
いえいえ、視点を変えて見てみましょう。
そもそも東芝日曜劇場とは、古くは昭和33年に
大空眞弓主演の「愛と死を見つめて」に始まり、
キムタクと
常盤貴子主演の「Beautiful Life〜ふたりでいた日々〜」、そして最近では「
華麗なる一族」など数々の名作を送り出してきた歴史ある番組枠なのです。
人間の機微を深くまで掘り下げて、ドラマにするのが得意なこの枠。「パパとムスメの7日間」を、奇抜な設定だけが面白いだけのドタバタハートフルコメディーで終わらせてしまうのでしょうか?
一回目は父がムスメを命がけで守りますよね?
回を重ねるごとに、今まで没交渉だった父とムスメが、これまでにはなかった 報告・連絡・相談という密接した連携を深めていくような気がしませんか?
互いの年齢層の独特の社会生活の中で、父娘の愛情と理解も深めていくのです。
これは、ただのドタバタでは終わらせて欲しくないですよね?
思春期のムスメさんの気持ちが分からないと、お嘆きのお父さま方、
ドラマなんて…と敬遠する前に観てしまいましょう。
入れ替わりに実例はなかったとしても、お互いの気持ちを擬似体験のように行き来するのも、ある意味入れ替わりではないでしょうか?
今までのドラマになかった、父娘の心の交流劇。
期待できそうですね!
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